物忘れ、気になりませんか?老化による物忘れなのか、もしかしたら認知症(アルツハイマー)なのかも・・・。検査の方法や病院は何科にいったらよいか?など掲載しています。
どんなに優れた人間にも、加齢による肉体的な「老化」は必ずやって来ます。「老化」することにより、人間の記憶力は自然と衰え「もの忘れ」に繋がっていきますが、「老化」による「もの忘れ」は病気ではありません。
そこで、「老化」による「もの忘れ」と混同されがちな「認知症(アルツハイマー)」と呼ばれる病気があります。
認知症は、統計上現在85歳以上の4人に1人の割合で発症している病気で、「老化」による「もの忘れ」とは違い、「物事の全てを忘れる」・「自分のいる場所や時間がわからない」・「人格の崩壊」・「幻想や妄想」「日常生活にも支障を来す」といった、特徴を持った病気で、老化による単なる「もの忘れ」とは大きく違います。
全ての「認知症」ではありませんが、「認知症」の原因となっている部位によっては、薬物療法や外科的手術により、治療出来る場合があるようです。
具体的に1例をあげると、慢性硬膜下血腫による「認知症」の場合は、手術により血腫を取り除くことにより、「認知症」の症状がなくなりますが、早期発見出来なかった場合は、血腫による脳細胞の損傷が原因となり、血腫を取り除いても症状が改善されないケースもあります。
また、「認知症(アルツハイマー)」の薬物治療の一つとして「塩酸ドネペジル」も1999年に日本で認可され、認知症の進行度合いを「半年〜1年」程度遅らせることも可能となりましたが、完全なる「認知症」の治療薬ではありません。
認知症は、実に様々な症状を伴っています。そこで、「認知症」の診断における検査や判断基準について代表的なモノは、「認知症の診断基準(厚生省研究班、1989年)」・「DSM-IV−R(アメリカ精神医学会」があり検査が行われています。
具体的に検査の例を以下に示します。
【認知症 検査内容】
・一般的身体検査:尿検査・血液検査・内分泌検査・血清梅毒反応・胸部X線写真・心電図検査
・脳の一般検査:神経学的検査・脳波検査・脳脊髄液検査
・脳画像診断検査:X線検査・コンピュータ断層撮影・MRI・SPECT
・知的機能を測定する心理テスト:ウエクセラ成人用知能検査(WAIS-R)・長谷川式簡易知能評価スケール(HDS)
一般的には、上記の検査が行われていますが、検査だけでは診断出来ない部分も多く残されているのが現状です。
Copyright 物忘れは何科で受ける? 2008